心地よく定期的に通いたくなる清潔な診療空間という医院の方針に寄り添い、ユニットまで少しでもゆったりと患者さんを迎え入れられるように、診療する側もバックヤードとユニットの行き来を少しでもスムーズに治療に専念しやすいようにという思いから、少しだけ回転可動する建具を、隣り合ったユニットの仕切りとして提案しました。

ビル内の限定されたスペースで清潔感や動線効率に配慮しつつ、白・濃茶・ロイヤルブルーの色の配分・面の組み合わせの構成を操作することで、行きと帰り見る方向によって印象が変わり閉鎖感が和らぎ奥行き感を楽しんでもらえることを考えました。